デスクの作業面を広くして10名分入るようにレイアウトして欲しい。
会議室は1ヶ所確保して、研修室としても活用できるようにして欲しい。
エントランスはデザインフォンを置いた無人受付にして間仕切りで区切りたい。
天井設備の工事が最小限になるよう工夫して欲しい。
既存の家具什器や機器を活用して、ローコストで仕上げたい。
コーポレートカラーと白を基調にガラスを採用して、シンプルでスッキリとした提案にして欲しい。
リフレッシュスペースと倉庫スペース(2畳程)もできれば欲しい。
レイアウトについては、会議室とリフレッシュスペース、バックヤードを確保し、御希望のL型デスクを人数分配置しました。
会議室は外に声が洩れないよう天井まで間仕切りましたが、エントランスの壁は欄間部分をオープンにする事でスプリンクラーの余分な工事が出ない様に配慮し、スペースの用途に応じて調整しました。
全体としてはLGS間仕切りを活用して、ガラスと扉の部分だけスチールの間仕切りを採用し、エントランス正面にはデザイン性を高める為ダイノックシートで仕上げました。
全体の統一感が出るように意識しながら、異なる素材の内装部材をそれぞれ組み合わせる事で最小限のコストで御提案しました。
明るく反射する光がよりガラスの透明感を際立たせ、一面真っ白な壁がコンビネーションのシンプルかつ清潔感のあるデザインにまとめました。
エントランス正面にメインの社名ロゴサインがガラスのラインに挟まれるように配置し、コーポレートカラーが印象的になるよう、周りの素材には気を付けました。
ガラスにフォグラスのシートを貼る事で面接している様子が見えないようプライバシーを保護しながら、空間の広がりと会議室の窓面からの光を共有できます。
ガラスの透明感をイメージして、サインは全て透明のアクリルの上にカッティングシートを重ねています。差し込む光にきらりと反射し、クリアなイメージが全体のデザインに反映しています。扉に配置したルームサインも統一した組み合わせで、全体の空間のポイントとしております。
エントランス正面の壁には、横のラインでガラスの板を僅かな凹凸になるようにはめ込んでおり、一面の壁にメリハリを与えています。
また、ガラスの上にカッティングシートを施工しているので、ガラスのレイヤー感を色々なパターンで展開しております。
シャープな形状のカウンターと扉は明るい木目のダイノックシートで仕上げており、全体的に素材のイメージを変える事でバランスを取っています。